BBT(ビジービーク&テイル)
設立経緯
既にバードトレーナーとして活動していた柴田と、ペットの仕事がしたいと一般企業からペット業界に転身した高田と、ライターとして独立しつつ、犬のために何かしたいと望んでいた藤田が出会ったのは、「NPO法人 人と動物の共生センター」の事務局でした。
同NPOの理念に賛同し、事務局スタッフとして関西圏で活動していた3人が交流を深める中で、ある日柴田がキラキラした目で「NPO法人立ち上げましょう!」と声を上げたのが、このビジービーク&テイルの始まりです。
自分たちでゼロから作り上げるNPO法人。しかも鳥と犬。この組み合わせでやれるのか?人は共感してくれるのだろうか。試行錯誤の準備期間1年を経て、ようやくNPO設立に至りました。
ビジービーク&テイルは、こうして飼い鳥と人、犬と人、人と人が関係を結ぶ上で、健全で調和のとれた社会であるために何かしたいと思う3人が出会ってはじまったチャレンジングなNPOです。
どうぞ温かい目で見守っていただけると、そして欲を言えば応援いただけると本当に嬉しく思います。
特定非営利活動法人ビジービーク&テイル
代表理事
柴田祐未子
バードトレーナー・バードシッター
長崎県佐世保市出身。
2006年にABAトレーニングと出会い、小型から大型のインコ・オウムを相手に実践を重ね、経験を積む。
「Living and Learning with Parrot」
「PBAS」
「Living and Learning with Animals」
(いずれもSusan Friedman博士主催)オンラインコース課程修了。
白色オウムのエキスパートと呼ばれるShauna Robertsに師事。
300羽以上の鳥さんたちを相手に様々な事例を体験。
2017年に飼い鳥専門病院併設ショップ(神奈川県横浜市)から、地元の長崎県佐世保市を経て、2020年11月大阪に拠点を移す。
「治療より予防」を、そして飼養環境全般の向上を目指して、鳥さんと飼い主さんがより楽しくより健康に暮らすためのお手伝いを、行動学という観点からお手伝いしていくことが目標。
トレーニングに加えて、鳥さんのQOL(生活の質)向上のため、ないなら作ってしまおう精神で、小型~中型の鳥さん向けのフォージングトーイの考案・製作にも力を入れている。
ミッション
鳥さんの行動には全て理由がある
トレーニングは、人と鳥さんとをつなぐ大切なコミュニケーション手段の一つです。
人側の要望を一方的に押し付けるのではなく、鳥さんの意思も尊重しながらおこなっていくPositive Reinforcement(ポジティブレインフォースメント:正の強化)を用いています。
適切でない方法でアプローチを続けても改善には向かわない、あるいは時間ばかりがいたずらに過ぎていくだけでしょう。
まして、適切な方法でなかったにもかかわらず、「やってみたけど全く効果がない!うちの鳥は頭が悪いから?」と、鳥さんに責任を一方的に押し付けるのはフェアではありません。
Positive Reinforcement(ポジティブレインフォースメント:正の強化)とは、褒めるトレーニングです。この科学に基づく方法を使って適切にトレーニングを行えば、鳥さんは学習をしてくれます。この、最も押しつけがましくなく、鳥さんの意思を尊重した方法を一人でも多くの飼い主さんに知っていただき、鳥さんと楽しく、健康に暮らしてもらえること、それを目標に活動しています。
「行動とは、動物が備え持っているものではない。行動とは、動物が振る舞い、観察できることである。問題行動は存在せず、あるのは問題となる場面であり行動はその一つの要素に過ぎない。」
~Susan Friedman博士より~
メッセージ
あきらめたらそこで終わりです
なんといってもトレーニングの一番の先生は、これまで出会ってきた300羽以上の鳥さんたちです。凶暴などと呼ばれて恐れられていた鳥さんや、10年以上引きこもりだった鳥さん、人や人の手を怖がっていた鳥さんなどなど、そんな鳥さんたちや飼い主さんたちから多くのことを教わってきました。
そして、はじめは「うちのコ頭が悪いから…」、「どうせやってもムリでしょうか」という飼い主さんたちが、トレーニングを重ねていくと「こんなに頭が良かったなんて!」「こんなことができるようになりました!」と、鳥さんのいい意味での変貌ぶりに驚かされている姿はとても印象的でした。鳥さんの変貌と書きましたが、変わったのは飼い主さんの方なのです。もし、あきらめてしまっていたら、鳥さんの変化も引き出せなかったでしょう。
これまで、小型から大型の鳥さん相手に、咬みつきや呼び鳴き、毛引き、自咬、発情、引きこもりなどの行動の改善や生活環境の改善に取り組んでまいりました。
Positive Reinforcement(ポジティブレインフォースメント:正の強化)トレーニングは決して難しくありません。基本的なルールに則り、成功させるためのちょっとしたコツが必要です。このコツさえ押さえることができれば、誰にでもできるトレーニング法です。
問題行動で悩んでいらっしゃる方、または、今は特に問題はないけれど、鳥さんとの暮らしと関係性をより良くしていくための方法を知りたいという方も、お気軽にご相談ください。
一緒に取り組んでまいりましょう。
監修・著書
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「コンパニオンバード No.16」”白色オウム”(誠文堂新光社)
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「小鳥のキモチ」”トレーニング・コミュニケーション”(学研プラス)
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「はじめてのインコ飼い方・育て方」(学研プラス)
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「インコと飼い主さんの事件簿」(誠文堂新光社)
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「ALL BIRDS(オールバード)」”白色オウム”(インターズー)
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「これ1冊できちんとわかる しあわせなインコとの暮らし方」(マイナビ出版)
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「インコ&オウムのお悩み解決帖」(大泉書店)
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読売新聞「ペットライフ」にコラム掲載(2018年2月計4回)
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「鳥暮らし」(東京書店)”咬みつき改善”、"鳥さん座談会"(2019年~)
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「マイナビおすすめナビ:オカメインコ用シード/ペレット、セキセイインコ用シード」(2019年~2020年)
厚切りジェイソンさんと対談させていただきました。
2022年10月
特定非営利活動法人ビジービーク&テイル
理事
藤田 南風
Wiz.dog Club認定ドッグトレーナー
いぬ部 藤田からメッセージ
生まれたての頃は、コロコロとぬいぐるみのように可愛い子犬も、すぐに大きく成長します。
人間と同じく、病気もすれば、怪我もするかもしれません。
その病院代は、人間の数倍、数十倍。
入院すれば、1日数万円から十数万円。
健康な犬でも、定期的なワクチン接種やノミ・ダニ予防は必要です。
その金額も、人間のように安くはありません。
歳をとれば、目が見えなくなったり、耳が聞こえなくなったり、歩けなくなったり、トイレを失敗したり。
いわゆる”介護”が必要になることも。
人間だけの時と違い、ちょっとお出かけするにも、それなりの準備が必要です。
「1日だけなら、放っておいても大丈夫。」
そんなことは、ありません。
犬の1日は、人間の5日に相当すると言われています。
犬と暮らすとは、どういうことなのか。
犬にまつわるそんなこんなを、お迎え前の飼い主さんに知ってほしい。
そして、覚悟を持った上で、お迎えしてほしい。
最期まで、あなたも、愛犬も、幸せに暮らせるように。
これが、私たちの切なる願いです。
特定非営利活動法人ビジービーク&テイル
理事
髙田 有里
コンパニオンドッグライフアドバイザー
愛玩動物飼養管理士1級
ホリスティックケアアドバイザー/ペットフーディスト
いぬ部 髙田からメッセージ
私がまだ小さな子供だった頃、犬はまだ暑い日も雪の日も嵐の夜も、外で眠るのが当たり前の時代でした。服従や上下関係という言葉が躾とはセットになっていました。
それから長い年月が過ぎ、犬は「ペット」から「家族」となり、それとともに犬にまつわる様々なことが科学によって紐解かれてきました。
主流であったリーダー論やアルファ論はすでに否定され、犬の生態や動物福祉に配慮した暮らしや行動分析学に基づいたトレーニングが広がり始めています。
にもかかわらず、「この犬種はお散歩は少しで大丈夫」「迎えて一週間はどんなに鳴いてもケージから出さないで」「下に見られないようにしなければ」と教える人も、知らずに受け入れてしまう人も後を絶ちません。
販売(譲渡)する側が正しく教え、迎える側が正しく学ぶ。
人間社会で生きていく犬が、より伸びやかに生きられるように、犬と暮らす人が笑顔でいられるように、犬と人が出会う場所からより近いところでサポートしたいと考えています。
とり部 森岡 小百合
(埼玉県在住)
バードトレーナー育生講座第一期生
会社員
愛鳥のQOLを考えるとき『ペットの鳥』としての幸せを考えます。賢く、置かれる状況を即座に判断して自分にとって常に最善の選択をする鳥らしさはペットとして過ごす日々にも垣間みられます。愛鳥のQOL向上を目指しそれが叶ったと実感できたとき、どれだけ些細なことであっても飼い主自身のQOLも向上すると感じています。
様々なことを相互に享受して共生するこの毎日が永遠に続きますようにと願いながら、頭の片隅では愛鳥の寿命や自分の寿命と健康、ライフステージによる暮らしの変化、また災害などの不可抗力による環境変化など、どのような形であれいつかは必ず訪れる別れを予感し、目を逸らし押し込めたくなるような後ろめたいような気持ちになります。
BBTの活動の一部には、わからないから得体の知れない将来の不安について、課題を具体化し、さまざまな専門家と連携して、時には法的に時には科学的に、それぞれの飼い主と愛鳥を全体最適で解決へ導く取り組みがあります。不安が軽減することは飼い主のQOLを向上させ、きっと相互に享受する愛鳥へも恩恵をもたらします。
もしわたしと同じように愛鳥との楽しい暮らしの中で、ぼんやりと将来の不安が頭の片隅で見え隠れしているなら、まずは現状を把握するところから、一緒に声に出して考えてみませんか?解決の糸口はとても身近なところにあるかもしれません。
愛鳥の将来を自分のために自分が納得できるように準備しておくことができれば、本当の意味で目の前の愛鳥と真っ直ぐに向き合うことができ、愛鳥をより鳥らしく、ビジービークで幸せな『ペットの鳥』でいさせてあげられると思っています。
とり部 みらい
(愛知県在住)
バードトレーナー育生講座第二期生
介護支援専門員
歯科衛生士
皆さんこんにちは!
オカメインコ4羽と人間の家族と暮らしているみらいと申します。
皆さんと同じ様に、私もうちの子が大切で愛おしくて、この子たちが快適に過ごすにはどうしたらいいかな?と日々考え自分なりに環境を整えてきたつもりでした。
でも災害のニュースを見たり、また自分が歳を重ねるにつれ「本当に今の準備で大丈夫?」と考えるようになり、そんな時に出会ったのがBBTです。
こちらで出会った方々との交流の中や学びの機会で得た知識を少しでもうちの子たちの「安心」に繋げていきたいなと思っています。みんながうちの子の安心を整えれば、沢山の鳥さんたちの安心に繋がると思います。
皆さんも、私たちと一緒に自分の事やうちの子の事をもっと深く考えてみませんか。
みなさまの「これをやりたい!」をお聞かせください!
鳥さん見守り隊では、一緒に見守って、ご協力いただける方を随時募集しています。
興味・関心がある方、まずはお問い合わせください。
内容によっては、全てのご希望やご要望にお応えすることができません旨、何卒ご了承願います。